ライター寄稿記事

「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月13日 12:12

恐山~死の彷徨 その20 親切な食堂のオバちゃんに助けられてからは、疲れた身体にムチ打って、来た道をひた走って野辺地町~浅虫温泉~青森市を通過。何とか東北道にたどり着き、そのまま東京を目指して一直線! その頃には低気圧も通り過ぎ、雪も止んで何とか出発から3日後の深夜、欲望渦巻く新宿の街に帰ってきました。(ああっ、よくぞ!ご無事で‥) 以上が「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編「恐山・死の彷徨」の一部始...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月12日 14:56

恐山~死の彷徨 その19 そこにたどり着くまで徘徊していた経緯を説明すると、「この時期は吹雪で道に迷って、崖から転落する車も少なくない。アンタたちが通って来たところも、もう少し奥へ進むとさらに道が細くなって、危ないところだった」ということでした。(やっぱり戻って正解!)それを聞いてガミさんがシミジミ言いました。「いや~、イタコに口寄せしてもらう前に、こっちでオヤジの元に行くところだった...」。あ...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月11日 15:23

恐山~死の彷徨 その18 それから2時間ほど、我々は吹雪の中をさまよい続けました。最後の頃は全員がかなり必死で、もしもの場合「どうやって救助を呼ぶか?」珍しく真剣に話し合いました。しかし無い知恵は絞っても出るはずもなく、「とにかくなんとかしよう」という最初の話に戻るばかりで、一向に解決策は見えてきません。しかし誰の行いが良かったのか、ようやく食堂のような建物を見つけることができたのです。天は我を見...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月 9日 14:35

恐山~死の彷徨 その17 しかし、これだけ無謀に突き進んでしまうと、いざ「帰ろう!」としても簡単に帰れるはずがありません。なんたってすっかり迷子になっちゃってるんですから。それも東京のどこかというのではなく、本州の北の最果て・恐山で迷子になっているんですから、東京よりも三途の川の方が近いかも‥。ここに至って、我々は事態の深刻さを改めて実感することになったのです。(バッカだなあ‥)   山...
長野潤一のトラッカーズアイ 長野潤一のトラッカーズアイ

2011年6月 9日 12:20

東北復旧・復興レポート ②石巻の渋滞 遅くなってしまったが、東北レポートの続き。GW前に仙台―南三陸町―気仙沼に行った時は、ガレキ撤去がほとんど進んでいないという状況だったが、その後変化は出ているのだろうか? まず石巻市に入る。早朝の三陸道は仙台方面から石巻へ向かう車で大渋滞していた。現場は殆どが8時始業と決まっているため仕事の車が集中する。市内に入るとガレキの撤去が本格的に始まっていた。港の沖に...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月 7日 10:45

恐山~死の彷徨 その16 しかし、信じられないのはヒサシさんだけではありませんでした。そのヒサシさんの発言を受けて、ガミさんが言った一言にはもう唖然!「実はさっき夢にオヤジが出てきて、『恐山に来てもオレには会えない』って言うんだよなあ」。あははっ! ちょっとみんな、聞いたぁ~!? もぉ~、開いた口が塞がりませんわ!!こうなると、まあこれまでの苦労もなんのその。「帰ろう!」「そうだ!帰るぞ!」と一気...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月 4日 13:34

恐山~死の彷徨 その15 ここに至って、初めて6人が「どうしようか?」と真剣に話し合いました(これまで話し合わなかったのが不思議です。当然、議題は「このまま進むかどうか?」なのですが、ここで飲む酒が底を尽き、久しぶりに完全な素面に戻ったヒサシさんが、この問題の根幹を揺るがす重大な発言をしました。「そもそもさあ、『イタコの口寄せ』って信用できるのか?」。ガッビ~ン!! 「恐山に行って、イタコにガミの...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月 3日 12:51

恐山~死の彷徨 その14 しかし、むつ市にたどり着くまでの道のりも険しかったですが、恐山への道は険しさが違います。さすがに天下の霊場・恐山!おいそれと人を寄せ付けるような場所ではありません。「お前ら来るなぁ~!」って雰囲気をフルパワーで撒き散らしながら、不埒な侵入者を拒んでいる様子がありあり。にも関わらず、「嫌よ、嫌よも好きのうち」とばかりに、嫌がる相手をもろともせず(う~ん、かなりめげかけてはい...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年6月 2日 07:24

恐山~死の彷徨 その14 なぜ、そこまでして進もうとするのか?「キミの~行く~道は~、果てし~なく遠~い。なのに~なぜぇ~歯を食いしばりぃ~、キミは行くのかぁ~?そんな~にして~までぇ~」。(藤田敏雄:作詞&佐藤 勝:作曲「若者たち」より)「だって、ここまで来たら惜しいじゃん!もうちょっとだしさあ」って、あのねえ‥。(バカは死ななきゃ治らない!) そうして無謀にも恐山への道を進み始めたのですが、猛...
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編 「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

2011年5月30日 05:48

恐山~死の彷徨 その13 どこかの偉い(ガミさんの「エライ」ではなく本当に)人が言っていましたが、「どんなに闇が深くとも、明けない夜はない」のは事実ですが、問題は明け方だと思うんだよなあ。むつ市内の倉庫の陰で空きっ腹を抱えながら、6人の落ち武者は朝を迎えましたが、低気圧の接近に伴う猛烈な吹雪は止むどころかますます激しさを増した感じで、我々の前途を遮っているとしか思えません。まずは倉庫の陰から出るた...