ライター寄稿記事

ビンボー運ちゃん青春記 第四部 下請けは哀しからずや篇 ビンボー運ちゃん青春記 第四部 下請けは哀しからずや篇

2011年7月12日 12:43

やってらんないよな! 親会社の倉庫管理や運送の手配を全て運送会社に委託している場合もあるし、運送業も兼ねている倉庫会社に任されているケースもある。しかし、どちらの場合も荷主という絶対的な存在の下で働いていることに変わりはないから、いつも下請けには何とも言えないフラストレーションが溜まっている。スムーズに仕事が流れている場合は問題ないのだが、何かの都合で(ほとんど荷主のワガママという場合が多いのだが...
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2011年7月 9日 19:51

下請けは、はかなくも哀しく アメリカの高名な経済学者によると、日本に於ける下請け企業は、ほとんど系列の親会社と一体化しており、不況時の仕事の減少や人員削減の際のクッション役を果たして、親会社への直接の打撃を和らげているのだそうだ。また好況時には、不足する労働力の供給源になっている点も指摘している。氷山の一角という言葉があるが、水面下にはその一角を支える何倍もの氷の塊がある。それが下請けである。僕が...
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2011年7月 7日 13:09

ヨガの先生は手積み手降ろしの達人だった 僕とガミさんがウンウンうなりながら山積みの缶ジュースと格闘している隣で、同じように作業をしている運転手がいた。見たところでは45歳くらいで、真っ黒に日焼けしていてしかもひどくやせているので、何となくインドのヨガの先生のような感じだった。ところが僕たちが2人がかりで積み込むよりも、その運転手のほうが積み込むスピードが早いのである。僕もガミさんも建材の配送で鍛え...
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2011年7月 6日 16:13

手積み、手降ろしの恐怖 僕自身は大型車を運転したことはないが、仕事が暇だったときに助手としてついていったことはある。ガミさん(М運輸でイッチャン偉い運転手)の助手として、千葉県茂原市にあるジュース、清涼飲料水の工場に行ったのである。この工場はもともとはある大手清涼飲料水メーカーの工場だったらしいのだが、不況のためか何かでそのメーカーだけではなく、そのメーカーだけではなく、ジュースや清涼飲料水の原液...
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2011年7月 4日 08:38

しわ寄せはやっぱり弱い立場の者に... 運送会社も結果的には利益が上がるので、とりあえず問題はない。(掘り下げていくと問題があるのだが、そのことはまた別の機会に)さしあたってはメデタシ、メデタシである。ところがひとつだけメデタクナイところがある。配送効率が上がりましただけでは、運賃が上がったことにはならない。その効果が上がった分で、前よりも多い仕事をこなさなければ、利益は上がらないのである。つまり...
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2011年7月 3日 16:23

しわ寄せはどこに来るのか 僕が現役でトラック運転手をやっていた時代にこんな話を聞いたことがある。大手ビール会社の配送を専属にやっている運送会社に、下請けで行ったときのことである。そこの場合、一日で三回戦(積み込んで配達して帰ってくるのを三回やる)が普通だった。ある日、その運送会社の幹部が荷主であるビール会社に運賃の交渉に行った。この場合だと、運賃はたぶん配達数量×走行距離(あくまでも推測)で決まっ...
ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇 ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇

2011年7月 1日 12:29

過積載は過去の問題ではない 運賃の値上げという問題は、運送業界全体が抱える問題である。物流業界全体が抱える問題を、運送業はその実際の現場でクッション役となって支えているといっていいと思う。運送業は基本的にサービス業であり、荷主からの発注があって、初めて仕事が成立する。そういった意味では、荷主の要求に対して非常に弱い立場にあるといえるだろう。それでも、緑ナンバーの運転手および運送会社なら、運送組合な...
ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇 ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇

2011年6月30日 11:00

過積載ダンプの負の構図 過積載ダンプカーの危険性ばかり取り上げたが、それは彼らばかりの責任ではなかったと思う。まず、運賃という点について考えてみたい。当時、ダンプカーが主として運んでいる残土は、1トンあたりの運賃が約1000円程度であった。つまり、10トン積んでも運賃は1万円程度にしかならない。この運賃は長年にわたってほとんど変わっていない。しかも残土を処理できる場所は、どんどん遠距離化している。...
ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇 ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇

2011年6月28日 13:09

バケダンのトロトロ走りタイヤはほとんどパンパンになる。もちろん、パンクなどした日には大事故を引き起こすことは間違いない。一度停止したら、スタートするのでさえ容易ではない。あまりの重量に前輪が浮き上がり、馬でいうと前立ちのような形になる。こんな状態で一般道路を走るのだから、できるだけ同じ速度で、前のクルマと離れないように、しかも止まらないように走るのである。普通のトラックなら黄色の信号はほとんどスピ...
ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇 ビンボー運ちゃん青春記 第三部 オーバーロード篇

2011年6月27日 06:04

バケダンには近寄らないのが賢明 本来は、これらのバケダンは中央高速を走るのだが(こんなダンプカーが高速を走っていると考えると不気味だが...)、八王子の料金所で重量オーバーで下ろされたことがある。そんなときに、彼らは国道20号線を走り、大垂水峠を越えるのである。確かに、重量オーバー、特にこのような極端な場合には、高速道路を走行させるのは危険である。しかし、大垂水峠はオートバイライダーのローリング族...