2019年9月20日 13:06
住友ゴム「第10回DTS全国TBタイヤ作業コンテスト」をレポート
住友ゴム工業は9月14日、千葉県市川市の東京ベイファッションアリーナ(センコーグループの東京納品代行が運営する物流センター)で、「第10回 DTS全国TBタイヤ作業コンテスト」を開催。北陸エリア代表のダンロップタイヤ北陸・タイヤランド松任の中田祐弥さんが優勝した。

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優勝したダンロップタイヤ北陸・タイヤランド松任の中田祐弥さん


同コンテストは、DTS(ダンロップ・タイヤショップ・グループ)でトラック・バス用タイヤを扱う作業従事者を対象に、「安全・確実・効率的な作業の徹底と作業の標準化を図る」、「作業従事者の安全確保と作業レベル向上、モチベーションアップ」、「作業技術の伝承と浸透」の3つを目的に2010年から毎年開催されている。出場資格は同社独自のトラック・バス用タイヤ作業の作業指導者認定制度「T3(TBテクニカルトレーナー)」の認定者であることで、今年は全国の直営店約260店、系列店約800店のT3認定者の中から地区予選を勝ち抜いた直営店代表者10名、系列店代表者5名の計15名が全国大会に出場した。なお、今大会は通算10回目の記念大会ということで前回優勝者を除くすべての作業従事者を対象に地区予選会を実施。大会のハイライトとなる実技競技には例年以上に厳しい制限時間が設定されるとともに、各地区の販売会社の代表者も審査員として参加。お客目線で作業を見て「誰に作業を任せたいか」を評価する「お客様目線」の審査項目も追加されるなど、記念大会にふさわしい特別ルールで競技が行なわれた。

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第10回 DTS全国TBタイヤ作業コンテスト出場者



同社では、同コンテストの開催背景として近年増加傾向にある大型車の脱輪事故の抑制・撲滅を挙げている。大型車の脱輪事故は2004年をピークに減少していたが、2011年に再び増加に転じ、2014年以降は毎年40件以上が発生している。大型車の脱輪事故の発生原因はナットの締め忘れ、トルクの管理不足、センタリングミスなどの作業ミス、およびホイールの亀裂/摩耗、ボルトの伸び/ネジ山潰れ、発錆などの経年劣化の2つ。同社では作業従事者の作業ミスをなくすとともに、ドライバーや運行管理者にタイヤ管理の重要性をしっかり伝えることを今後の課題として挙げている。このうち作業従事者の作業ミスに関しては、専用工具や新しいルールを設けることで対応。特に東洋精器工業と共同開発した簡易点検ツール「ピッチゲージ」はハブボルトやナットの異常を誰でも簡単に見つけることができるというもので、その運用方法を作業マニュアルにも落とし込むことで作業ミスの抑制・撲滅を図っているという。いっぽう、部品劣化に関しては錆や汚れの清掃・点検を徹底するとともに、「ピッチゲージ」を活用してドライバーや運行管理者にボルト・ナットの異常を伝えるなどの取り組みを進めているという。

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東洋精器工業と共同開発した簡易点検ツール「ピッチゲージ」

コンテストは実技と筆記に分けて行なわれる。実技のテーマは昨年同様「点検/清掃の徹底と安全作業でお客様に安全運行を提供」、「作業内容と点検結果をわかりやすく説明し安全意識を共有」の2つで、いずれも大型車の脱輪事故の抑制・撲滅を狙ったものだ。

実技の競技内容は4×2セミトラクタのリアタイヤの位置交換(入れ替え)。途中から作業を引き継いだという設定で、左リアタイヤを取り外して清掃し、(すでに外してある)右リアタイヤと入れ替える作業を行なう。制限時間は25分で、審査項目は安全・確実を意識した効率的な作業ができているか、点検・清掃の確実性、お客様目線で誰に作業を任せたいかなど全91項目。例年は作業後の点検結果報告も審査対象だったが、今回は純粋に作業力を競うため審査対象外とされていた。


●コンテスト結果
優勝:中田祐弥(ダンロップタイヤ北陸・タイヤランド松任)
2位:田中裕介(比良タイヤ工業所)
3位:野田哲広(ダンロップタイヤ九州・タイヤランド大野城)







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