2019年5月31日 11:59
フルハーフ創業者の孫が物流博物館で講演
物流博物館(東京都港区)と日本フルハーフは、去る5月17日、同博物館で米国のトレーラーメーカー、フルハーフの創業者、オーガスト・C・フルハーフの孫に当たるルース・アン・フルハーフ氏を招き、「アメリカにおけるフルハーフ・トレーラの歴史」と題して講演会を開催した(後援:産業考古学会、東京産業考古学会)。
講演会のはじめに同博物館の玉井幹司主任学芸員が日本でのフルハーフ・トレーラの導入期について、当時の資料を基に解説した。
ルース氏の講演では1914年、鍛冶屋を営んでいた祖父が材木商からボートを運びたいと頼まれ最初のトレーラを造り、それをT型フォードの後部座席を取り払い「第5輪」を載せ、「セミトレーラ」による輸送形態の原型を考案した映像を紹介。さらに1923年にはオートマチックカプラの発明、I-ビームアクスルシャフトやシャックル式スプリング、ラジアスロッド、インターナルブレーキなど1200以上の特許を取得したことなどを説明した。また、彼女の父であるロイ・フルハーフはシーランド社と組んで1957年に海上コンテナを開発した話など、先代の発明が現在の物流産業に大きな影響を及ぼしたことも紹介した。
ルース氏はフルハーフ社に関する資料を受け継いだことがきっかけとなり、祖父や父の事業の足跡の偉大さに興味を持ち、「フルハーフ・トレーラ」が現在の世界の物流を支える原点として、如何に貢献したかを知って貰うために書籍やホームページを通じてその歴史を国内外に広く紹介する活動をしている。
(ホームページはhttps://www.singingwheels.com/ )

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講演をするルース氏

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最初の第5輪






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