2019年5月30日 12:58
日野、大型ハイブリッドトラック「日野プロフィア ハイブリッド」を発売
AIを活用した世界初のハイブリッドシステムを搭載し、高速走行主体の車両で燃費効果を発揮
冷凍性能と環境性能を両立した電動冷凍車「日野プロフィア COOL Hybrid」も設定


日野自動車は、大型トラックに画期的なハイブリッドシステムを搭載し、低燃費を実現した「日野プロフィア ハイブリッド」を6月18日に発売する。
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日野プロフィア ハイブリッド



日野は「Challange2025(2018年10月30日公表)」において、社会とお客の課題解決に向けた「安全・環境技術を追求した最適商品」の提供を掲げている。大型トラックは燃料消費量が多く、その削減が大きな課題となっているが、高速道路での定速走行が中心で、発進・停止の頻度が少ないことからハイブリッドには不向きとされていた。日野は、その質量の大きさゆえに下り坂での運動エネルギーが非常に大きいことに着目。標高・勾配・位置情報などをもとにルート上の勾配を先読みし、AIが走行不可を予測し、最適なハイブリッド制御を行なうという世界初の技術を採用した新ハイブリッドシステムを開発した。これにより、高低差による運動エネルギーを効率的に回生し、活用することで、大型トラック特有の走行条件における燃費効果を実現している。
積載性や航続距離といったトラックとしての基本性能、および使い勝手はディーゼル車と同等のまま、CO2排出量の削減と燃費低減による運行経費の節減が見込める。また、モーター走行によって走行中の騒音や振動を低減し、ドライバーの疲労軽減にも貢献する。

衝突被害軽減ブレーキ「PCS(プリ・クラッシュ・セーフティ)」や出会い頭の事故防止に貢献する「サイトアラウンドモニターシステム」をはじめ、ディーゼル車で高く評価されている数々の先進安全技術も標準装備し、環境性能と安全性能を高次元で両立させたトラックとして、顧客のビジネスをサポートする。

また、冷凍機メーカーと協力し、ハイブリッドシステムの電力を冷凍機の電源に活用した電動冷凍車「日野プロフィア COOL Hybrid」を設定。「日野プロフィア ハイブリッド」の全車型に展開する。電動冷凍機メーカーはデンソーと三菱重工サーマルシステムズの2社となっている。

【主な技術】
■新世代ハイブリッドシステム
高速道路の頻繁な下り坂において、車両重量の大きさを生かして大きな運動エネルギーを効率的に回収し、大容量バッテリーに蓄え、定速走行時にモーター走行を行なう。さらに、一般路走行でも従来のハイブリッド技術に加え、協調ブレーキシステムを採用したことで、燃費向上、燃費バラツキの低減を図っている。燃費は重量車燃費基準値の4.04km/L(車両総重量20t超〜25t以下)の+17.5%となる4.75km/Lを実現した。

<新たに採用した技術>
①AIを活用した勾配先読みハイブリッド制御(世界初)
ロケーターECUに内蔵された標高・勾配・位置情報から走行ルートの100km先までの勾配を先読み。それをもとにAIが走行不可に応じた大枠なシナリオを作成。さらに、これを10kmごとに補正していくことで、消費電力の最小化と燃費の最大化を両立させる世界初のハイブリッド制御。
②ブレーキ協調回生制御
一般路走行中に使用頻度が多いフットブレーキ操作時、回生ブレーキを優先させる制御を行ない、エネルギー回収率を向上させ回生エネルギーのバラツキを低減させた。
③リチウムイオンバッテリーの採用
新たに開発した大容量バッテリーを採用。大型トラックの大きな運動エネルギーを充分回収できる容量を確保した。


<システム作動イメージ>

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メーター内のマルチインフォメーションディスプレイに回生(充電)、アシスト(放電)などの状態を表示



■電動冷凍車「日野プロフィア COOL Hybrid」
ハイブリッドシステムで回生・発電した電力を大容量バッテリーに蓄え、走行での使用に加えて、冷凍機様電動コンプレッサーの駆動にも使用。車両のアイドリング時や定速走行時でも安定した高い冷凍性能を発揮する。従来よりもバッテリー容量およびモーター出力が大きくなり、冷凍性能の向上に大きく貢献する(従来は小型トラック用ハイブリッドシステムを電動コンプレッサーの駆動のみに使用)。

<主な機能向上>
①バッテリー容量の増加(1.9kwhから11kwhへ)により、エンジン停止後も冷凍機に電力を供給することで庫内温度を約2時間確保することが可能(外気温35度、庫内温度設定マイナス18度で使用した場合)。
②今回発売する「日野プロフィアハイブリッド」は平成27年度燃費基準+15%を達成しておりエコカー減税の対象となる。また、環境省「2019年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(電動化対応トラック・バス導入加速事業)」の補助金の対象となる予定。

■東京地区希望小売価格(代表車型)
日野プロフィアハイブリッド(2SG-FR1AWHH)フルキャブ・リアエアサス・キャブ付シャシー、A09C型エンジン(380PS)、HV専用AMT、GVW25tで2275万200円(税込み)。






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