2019年3月 6日 16:11
三菱ふそう、名鉄運輸に電気小型トラック「eキャンター」を納入
三菱ふそうトラック・バスは3月5日、名鉄運輸(本社:愛知県名古屋市)に電気小型トラック「eキャンター」5台を納車した。


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3月5日、Tokyo C-NEXで行なわれた納車式に出席した名鉄運輸の内田社長(右)と三菱ふそう松永会長(左)


eキャンターは、2017年に世界初の電気小型トラックとして発売。同年7月より川崎工場で国内向けの生産が、また、7月下旬よりトラマガル工場(ポルトガル)で欧州向けの生産がスタートしている。国内向けの初期生産台数は50台。名鉄運輸が導入した5台を合わせ、これまでに合計38台のeキャンターが納車されており、今年中に50台の納車が完了予定。その後はいよいよ一般向けの量産が始まる予定だ。

名鉄運輸が導入した5台のeキャンターはいずれもパブコ製ドライバン架装の集配用トラック。東京都江東区にある日本通運の国内最大の都市型物流拠点「Tokyo C-NEX」内にある名鉄運輸新砂支店に配備され、同支店管轄の江東・墨田2区で集配業務を行なう。江東区は豊洲市場や東京オリンピックの会場予定地が多数あり、また墨田区は東京スカイツリーや工場などが数多く存在。国内外からの注目度が高いエリアであることも導入理由の1つだ。集配ルートはその日の物量にもよるが、大体60〜70km。バッテリーへの充電は昼休憩中や業務後に行なう(AC200V)。


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(上)名鉄運輸が導入したeキャンター。ドライバン架装で最大積載量3250kgだった。/(下)eキャンターの航続距離は約100km。バッテリーへの充電は昼休憩中、業務後などにAC200V電源で行なう。充電設備は屋上に台数分設置されている。


名鉄運輸では、中期経営計画または社会的課題への取り組みとして、地域との共生・共栄を目的にグループ全体で環境負荷の軽減に取り組む活動を行う中で、騒音がなく、排出ガスゼロの電気トラック「eキャンター」を集配用トラックとして採用。環境への負荷軽減のみならず、従来のディーゼル車と比較し、騒音がなく、振動が少ないことでドライバーへの精神的・身体的な負担を軽減することで、労働環境のさらなる改善にも高い期待を寄せているとしている。

「私たちが全社を上げて取り組む中期経営計画の重点課題として、企業としての社会的課題への取り組みがある。環境負荷の少ない車両を導入し、利用価値を高め、さらに拡大することで地球環境保持に取り組んでいく。また、騒音や振動が少ない電気トラックの導入により、ドライバーの労働環境改善の一役を担えると期待している(名鉄運輸・内田亙社長)」。

「CO2排出の削減とドライバーの負担軽減という大きな社会的課題を、車両のメーカーとユーザーが手を携え取り組んでいくことを発表したという、大変意義のある納車であると信じている。こうした取り組みが今後、日本全国に広がっていくことを期待している(三菱ふそう・松永和夫会長)」。


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納車後の試走の様子






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