2018年5月15日 18:06
デンソー、後付ドライバーステータスモニターを発売
デンシーは本日5月15日より、大型商用車向けの新製品「ドライバーステータスモニター」の後付タイプを発売する。

ドライバーステータスモニターは、車室内に設置したカメラでドライバーの顔を撮影。わき見、眠気、居眠り、不適切な運転姿勢などの運転状態を推定し、音声で警告を行なう。2014年に開発され、日野、いすゞ、三菱ふそうの大型商用車(新車)向けにOEMされてきたが、今回は車齢(代替えサイクル)が長く、最新の安全装置の普及が進みにくい課題を抱える既販車両に向け、同製品の後付タイプを開発した。

また、同社は2017年にドライバーの状態検知性能のさらなる向上を目的にアイルランドのFotonation(フォトネイション)社と協業を開始。今回の新製品は、Fotonation社が持つ顔画像認識およびニューラルネットワーク技術により、検出する顔特徴点を格段に増やし、運転状態の検知精度、およびマスクやサングラスなどによる顔の部分隠ぺいに対するロバスト性を飛躍的に向上させたという。

製品構成はカメラと本体の2つ。カメラは顔の有無、位置、向き、および開眼度を検知し、情報を本体に送る。本体はこれらの情報から、ドライバーのわき見、閉眼、体位、眠気などを推定。それぞれの危険な運転状態に応じ、音声で警告を行なう。本体正面にはSDカードスロットが1基設けられており、運転状態の記録はパソコンで閲覧可能。また、同社では通信系装置との連携も検討しており、まず夏頃に同社の新型テレマティクス端末、または富士通製クラウド型デジタルタコグラフと連動させ、運行管理者にリアルタイムに居眠り運転などの状態を通知する拡張機能を搭載する予定だ。

R0007513.jpg
本日、東京日本橋タワー内のデンソー東京支社で行なわれた新製品説明会。

4O5A9754.jpg
ドライバーステータスモニターの実機。左の黒いのがカメラで、右のシルバーのほうが本体だ。後付タイプということで、カメラの搭載位置はメーターフードの上、センターコンソールの上、あるいはAピラー部など候補はさまざま。いっぽう、本体の搭載位置はシートの下になりそうだ。

4O5A9772.jpg
4O5A9770.jpg
新製品説明会で実施された後付ドライバーステータスモニターのデモンストレーション。目をつぶっていたり、上下左右に首を振ったりすると音声で警告される。カメラは赤外線を用いておりサングラスをしていても目を認識できる。将来的には顔の表情や感情なども検知できるようしてドライバーの教育や健康サポートに役立てるほか、自動運転にも役立てたいという。





コメントする