2018年1月10日 12:13
ダカールラリー2018 日野チームスガワラの戦い №5
2号車がSSを4位でゴールし、累積順位総合5位(暫定)に躍進 
 
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 2号車:菅原照仁/高橋貢組 

 過酷なコースが続くペルーステージの4日目は、サン・ファン・デ・マルコナ基点のループ。8日の競技でトラック部門総合9位に浮上した日野チームスガワラの菅原照仁/高橋貢組2号車は、この日のSSでも引き続き健闘。総合4位でゴールし累積順位の総合5位に躍進した(順位は暫定)。また、7日のSSでトラブルに見舞われてストップしていた菅原義正/羽村勝美組1号車は、チームのメカニックによって現場で修復され、現地時間9日午前3時頃マルコナのビバークに無事到着した。 
 この日はビバーク東側の海岸まで108㎞の移動区間(リエゾン)で向かい、海岸で競技区間(SS)のグリッドスタートが行なわれた。2輪は15台、4輪は4台ずつ、そしてトラックは2台ずつスタートを切るもので、SSは海岸沿いを15㎞ほど走った後内陸に入り、山間部を巡ってビバーク近くにゴールする330㎞が設定された。車両にダメージを与える堅く荒れた路面のほか、大きな砂丘を越えたり、枯れ川の底でフェシュフェシュの中を走るなど様々な場面が登場し、ナビゲーションの難易度も高いステージであった。 
 この難所を2号車は慎重かつハイペースで走破。見つけにくいGPSの通過ポイントを上手く拾えたこともあり、トラック部門の総合4位という好成績でゴールすることになった。 その後6㎞のリエゾンでマルコナのビバークに戻った車両は外装やアンダーガードなどにダメージがあり、最後のペルーステージとなる10日アレキパへの行程に向けて徹底的な点検整備を受けていた。 
 1号車は7日の昼過ぎ、ピスコ~ピスコのSSを走行中に左前輪のホイールハブ~ドライブジョイントが破損。車輪がロックして走路を外れ、砂丘の斜面に車体を傾けた状態でスタックした。車両は乗員が掘りだしたあと主催者の救護トラック(カミオンバレー)によって走行可能な路面上に引き出されたが、左後輪ハブも破損(遊星歯車式リダクション機構のギア破損)しており、自走は不能。マルコナのビバークからアシスタントカーで現場に駆け付けたメカニックが左前輪のジョイントとハブを交換し、後軸の駆動を切って前輪駆動状態とする応急措置を施してビバークまで自走した。乗員は元気だったが9日のスターティングリストに1号車の記載はなく、残念ながらリタイアが確定した。 

菅原義正/ご心配をお掛けしましたが、羽村ともども体は大丈夫です。走行中突然ハンドルを取られて砂丘の斜面に埋まり、延々8時間以上砂を掘りました。こんなトラブルは初めて。戦列を去ることは残念ですが、その分も照仁たちに頑張って欲しいと思います。 
羽村勝美/最初は何故突っ込んだのか分かりませんでした。部品を持ってきてくれなかったら動けなかった。チームのスタッフに感謝です。駆動系トラブルでスタックしたのは2回目ですが、トラックは大きいので掘り出すのは大変です。 
菅原照仁/SS4位は以前にも経験がありますが、現在の状況では良い結果だと思います。それだけクルマも良いということでしょう。残念ながら1台になってしまいましたが、これまで通りのペースで戦っていきます。 
高橋貢/終盤にGPSのウェイポイントが見つけにくく、多くの車両が迷っているところがありました。自分たちはちょっと先に行ってみたら上手く拾うことが出来、4位に順位を上げられた。ラッキーもあったと思います。 

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トラブルの様子を説明する菅原義正 
 
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ロードブックをチェックする羽村勝美 

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元気でマルコナのビバークに到着した菅原義正と羽村勝美 
 
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破断した1号車の前軸左側ジョイントと後軸左ハブプラネタリーのサンギア 
 
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明日の燃料搭載量を話し合う菅原照仁と高橋貢 
 
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SSで4位の成績を挙げた菅原照仁 
 
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SSを終えた2号車を整備するメカニックたち 

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