2017年9月19日 12:58
三菱ふそう、世界初の量産電気小型トラック「eCanter」発表
三菱ふそうトラック・バスは9月14日、アメリカ・ニューヨーク市で電気小型トラック「eCanter」を発表した。「eCanter」は、世界で初めて量産される電気トラックで、本年度より米国、欧州、日本での納入を開始するとしている。今後2年間で500台の販売を計画しており、2019年から一般のユーザー向けの量産も開始する。


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「eCanter(北米仕様車)」


今回北米で発表した車両は車両総重量7.5t級で、1時間(直流急速充電)/9時間(交流230V)の充電で航続距離は100km以上となっている。電気駆動システムには、モーター(最高出力129kW/最大トルク420Nm)と、360V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載。従来のディーゼル車と比較して、走行1万kmあたり最大1000ユーロ(約13万円)のコスト削減を可能にしているという。

「三菱ふそうは電気トラックを量産する初の企業となります。代替駆動システムの開発に取り組んできた長い歴史において、新たな時代を迎えることを誇りに思います。数年にわたる実用供試を経て量産化した『eCanter』を、部品、サービスおよび車両の品質保証とともに、FUSOのグローバルネットワークを通じて提供します。『eCanter』は、環境に優しい製品を強く求める世界的動向に対応した製品です。従来の内燃機関に替わる電気トラック『eCanter』の登場は、未来の都市内配送を担うカギとなります(同社代表取締役CEOマーク・リストセーヤ氏)」。



●「eCanter」量産までの過程

2010年9月 「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」をIAA2010に初出展
2011年12月 「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」を東京モーターショー2011に出展
2013年6月 「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」の第二世代を発表
「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」をNEXCO中日本に実用供試
2014年7月 「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」をポルトガルにて実用供試
2016年4月 「キャンターE-CELL(プロトタイプ)」をドイツにて実用供試

2016年9月 「eCanter(プロトタイプ)」をIAA2016にて世界初公開

2017年5月 川崎工場にトラック用急速充電設備「EVパワーチャージャー」開設

2017年7月 川崎工場にて「eCanter(量産型)」を生産開始
トラマガル工場(ポルトガル)にて「eCanter(量産型)」を生産開始



●アメリカ市場での「eCanter」

アメリカ市場ではUPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)社に最初の「eCanter」を納入する。また、8台の「eCanter」をニューヨーク市に拠点を置く4つの非営利団体(野生生物保護協会、ニューヨーク植物園、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ニューヨーク、ビッグ・リユーズ・ブルックリン)に提供する予定となっている。なお、当発表を祝し、三菱ふそうはニューヨーク市のイーストビレッジに「エナジー・ステーション・オブ・ザ・フューチャー」という施設を期間限定で開設した。





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