2016年11月 8日 22:16
いよいよヤマト運輸も長大トレーラ導入へ
GW間の多頻度幹線輸送に新規格セミトレーラ&21mフルトレーラ

今日は、ヤマト運輸の厚木ゲートウェイで日本初となる新規格のバン型セミトレーラ&バン型フルトレーラのメディア向けの車両見学会が行なわれました。新規格トレーラについては、本誌「フルロード」でもたびたび取り上げていますが(ちなみに次号でも特集する予定)、規制緩和により連結全長18mのセミトレーラ、連結全長21mのフルトレーラが実現。これら長大トレーラは、輸送の効率化に寄与することは言うに及ばず、CО2の排出削減、さらには昨今のドライバー不足にも対応する切り札的存在として注目されています。今回日本を代表する物流企業であるヤマト運輸が導入を決めたことで、日本のトレーラの長大化にさらに大きな弾みがついたことになります。以下、ヤマト運輸のニュースリリースの概要です。

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は、ゲートウェイ(GW)間の多頻度幹線輸送の効率化を目的として、従来より連結全長が長い新規格のバン型セミトレーラとバン型フルトレーラ(以下、セミトレーラ・フルトレーラ)を厚木GWと中部GWに各1台ずつ、計4台導入する。新規格のセミトレーラ/フルトレーラの導入は日本初となる。
ヤマトグループは、2013年に厚木GW、2016年に中部GWの稼動を開始し、2017年には関西GWの稼動開始を予定している。GW間の多頻度幹線輸送による東名阪の当日便を目指すなかで、幹線輸送のさらなる効率化を実現するために、いすゞ自動車と日本フルハーフと協力し、従来よりも連結全長が長く、大量に輸送できる新規格のセミトレーラ/フルトレーラを共同開発した。
ヤマト運輸のセミトレーラは、現状では連結全長16.5mでロールボックスパレット(RBP)を24本積載しているが、新規格セミトレーラは、連結全長17.5mでRBPを26本積載。また、現状のフルトレーラ(ドーリー式)は、連結全長18.7mで、RBPをトラクタ側(ベッド付キャブ)に16本、トレーラ側に10本の計26本積載しているが、新規格フルトレーラ(センターアクスル式)は、連結全長21mで、RBPをトラクタ側(ショートキャブ)に18本、トレーラ側に14本の計32本積載可能である。

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従来車より1m長い連結全長17.5mの新規格セミトレーラ

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こちらは従来車より2.3m長い連結全長21mの新規格フルトレ―ラ。バン型車としては日本初

これによりセミトレーラは、従来と比較し積載量が約8%増加、フルトレーラは、従来と比較し積載量が約23%増加する。こうした積載量の増加により、多頻度幹線輸送の効率化が実現し、CO2排出量の削減にもつながる。
今後の展開としては、厚木GWと中部GWでのセミトレーラとフルトレーラの導入効果を検証したうえで、2017年に稼動開始予定の関西GWへの導入を検討し、幹線輸送のさらなる効率化に取り組む予定である。


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