2016年10月20日 13:43
タイヤ屋ハマダユキオの「車輪の下」 No.137
「より効率よく、確実正確に」を目指して

お疲れ様&お世話になります! 仕事で使う道具を考案&開発(?)しているので、今回はその一部を紹介します。
トラックのタイヤ(ホイール)を締め付けるナットでございやすが......、正しく規定トルクで締め付けるにはさまざまなステップを踏んで作業を進めるんでやんす。まぁ外した場所と同じ場所にナットを戻すとか、ホイールと接触する場所の清掃、給油なんてことなんですがね。
現在の大型車のナットはISOの流れになってきておりまして、高床の22.5サイズで10穴、4低の19.5サイズで8穴て~な具合なんですが、まだまだJISの8穴なんかも現場では主力(?)でして、4tクラスなどは新車でもJISの6穴なんでございまする。
つまり、締め付けナットが数種類混在している状態なんですね。作業を効率よく正しく確実に実施したい。......今までJIS、ISOと別々に製作・使用していたのを、一つにまとめたんでやんすよ。
で、過去の製作物は「廃材」やら「端材」なんかを使用していましたが、寸法がバラバラで今後、数を増やしたいとなっても材料選びやらでレシピをつくれません。ということで、初めて新品の材料から製作してみました! 
新品は新品でも、今回の材料も事務所の新しいホワイトボードの製作で余っていたものなので、元々の大きさや価格がわかりません(笑)。ただ、今までは角材メインだったのを板材に変更。加工(穴あけ)が大変だったんですが、強度的にも大丈夫そうです。

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このような合板(?)チップみたいなものを圧縮して固めたような板を使用。奥のトレーは廃材の角材で製作したものの一つ、使用過程で不具合を直しながら製作したISO、JIS対応のナットトレーの「5型」です。5型はかなり良い感じなんですが、パーツクリーナーでISO側のネジ部の脱脂を実施した場合に、ナットがトレーに接触しているがためにナットが汚れるんですよ。

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同じトレーをひっくり返した様子です。こちらがJIS側。アウターナットは六角形にくり抜き、インナーも四角でくり抜いてみました。穴の深さは、アウターは嵌め込みやすく抜きやすいように浅めで、インナーは安定するように深めになっています。

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では実際に使用している様子を......。これはISOのハブです。ハブに付いている白いマグネットが便宜上の「1番」で、時計回りに10番まで番号を振って行きます。

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実際に10個のナットを収めている所。管理方法には特にルールがないので、私は右列の上から1~5番、5番の左が6番で左列の一番上、1番のナットの横が10番としています。

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これが今回の改良点の一つである、ナットを浮かせてパーツクリーナーをトレーに流れさせる隙間です。パーツクリーナーが流れ落ちるのと、エアツールでネジ部の清掃を実施する際にブラシを貫通させネジ全体の清掃も可能になりました。

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こちらはJISのハブ。ISOと同じように白いマグネットのマーキングから、時計回りに1~8番と決めます。

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JIS8穴のナット(インナー、アウター)を収めた様子。ISOと同じく、右列の上から1~4番、4番の左隣が5番、そのまま左列の一番上が8番として管理します。ちなみに白いテプラで貼った番号は8穴用で、ピンクが6穴用です。

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エアツールでナットの座面を清掃するの図。このような高回転のブラシを当ててもナットは外れず、暴れません。効率よく瞬時に清掃、給油、点検が可能です。
とまぁ、このまま使用していたんですが、部材の表面がざらついているせいなのか、雨の現場で使用したせいなのかは不明ですが(まぁどちらもでしょうけど......)、テプラの番号が数枚剥がれたんですね。なので、市販のステンシルシートを使用して、スポンジにて塗装してみました~!

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なんか......、道具とは思えないシャレオツなものになったんでやんすよ(笑)。画像はISO10穴の面で、左の小さい数字は8穴対応のもの。あとは悪天候の時に使用してどこまで剥がれないか、......只今テスト中でございます。



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