2016年10月19日 14:15
日野チームスガワラ、「ダカールラリー2017」に向け御前山テストコースで最終調整
来年1月2日にパラグアイの首都アスンシオンからスタートする「ダカールラリー2017」まで2カ月あまり。すでに闘いは始まっている。日野自動車は10月16日、菅原義正氏の率いる「日野チームスガワラ」と共に、同社の御前山テストコースで最終調整を行なった。
今回、ライバル勢の高速化に対抗するため、1号車、2号車共に搭載するA09C-TIエンジンは、前回新開発したカムシャフトに改良を加えたことや、エンジンのフリクション低減をはじめとするチューニングによって最高出力が650PS(前大会は620PS)に向上。高速走行に耐える走破生を確保するために、サスペンションのバネレートを下げる目的でフロントのスタビライザーを廃止したのも特徴的だ。
 
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A09C-TIエンジン

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1号車、2号車共にフロントリーフサスが3枚、リアが2枚

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フロントのブラケット(写真の白いパーツ)もよりV字型に近い形状のものへと変更されている
 
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今回からドライバーのレーシングスーツも真っ赤な日野カラーに変更。写真左から1号車ナビゲーター高橋貢氏、チーム代表兼1号車ドライバー菅原義正氏、2号車ドライバー菅原照仁氏、2号車ナビゲーター杉浦博之氏

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前大会と外見上の変更はほとんどないが、1号車(写真左)の中央2灯のライトポッドが大型のものへ変更されている

ダカールラリー2017は、2009年に南米大陸に舞台を移して以来、初めてパラグアイが開催国に加わり、アルゼンチンとボリビアとあわせて3カ国での開催となる。 レースは、2017年1月2日にパラグアイの首都アスンシオンをスタートし、アルゼンチン国境を目指し南下。アルゼンチンに入った後、ボリビアの国境に向け北上。ボリビアに入国後は、標高3500m以上を維持しながら首都ラパスまで北上し、1月8日に休息日を迎える。後半戦がスタートすると、標高4000mを超えるアンデス山脈の東側を南下し、ウユニ塩湖の脇を抜け、再びアルゼンチンに入国。アルゼンチン西部のフィアンバラの砂漠地帯でレースのハイライトを迎える。13日間の激闘を終えた後、競技者達は同国の首都ブエノスアイレスで、1月14日にゴールセレモニーで観衆の祝福を受けるはず。
約8000㎞を超えるルートが設定され、ボリビアの高地で4ステージが行なわれるなど、ダカールラリー2017も世界一過酷なレースとなることが予想されるが、日野チームスガワラは26回連続完走・クラス8連覇に向け万全の体制を敷き、参戦車両も今月末には船便で現地に向かう予定だ。


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