2016年7月 7日 13:50
燃料消費を30%抑えるボルボの新しいコンセプトトラック
ボルボトラックスは、このほど燃料消費のおよそ3分の1を削減する新しいコンセプトトラックを発表しました。このコンセプトトラックは、長距離輸送の生産性をドラスティックに高めるにはどうするべきか示しており、その秘密はエアロダイナミックと装備重量にあります。
スウェーデンのエネルギー庁の協力を得て、ボルボトラックスは新しい「ボルボ・コンセプト・トラック」を開発してきました。これは燃費改善に向けた5年に及ぶ研究プロジェクトの成果です。新しいコンセプトトラックは燃料の消費を30%カットします。

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「より燃料効率に優れたトラックの開発に常に取り組んできました。これは環境への関心と、顧客のコスト削減という両面から優先度の高い領域です。コンセプトトラックは私たちの技術が非常に優れたものである事を示しています」とボルボトラックスCEOのClaes Nilssonは言います。
省燃費のカギとなる要素の一つは、トラクタとトレーラの両方に利益があるエアロダイナミックの40%もの改善です。
「私たちはエアロダイナミックの改善のために全面的な改良を施しました。例えばリアビューミラーの代わりにカメラを使ったことも、空気抵抗を減らし、トラックの推進に必要なエネルギーを削減するためです」とボルボトラックスの主席プロジェクトマネージャーのAke Othzenは説明します。
エアロダイナミックの改善に加えて、新たに開発された低転がり抵抗のタイヤを履いています。トレーラは標準的なものと比べて2トン軽量化され、これは燃費の節約と積載量の確保という両面に利益をもたらします。ドライブラインの改善も行ない、2015年の秋にスウェーデンでテストドライブが行なわれました。
ボルボ・コンセプトトラックは2011年以来、進歩してきました。目標は長距離輸送の効率を50%改善することです。
コンセプトトラックは研究プロジェクトの一環なので、市場で手に入るわけではありません。しかしエアロダイナミックに関する特色などは既にボルボの量産型の車両にも取り入れられています。今後さらなるソリューションが取り入れられるでしょう。

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●スペック
トラックモデル:ボルボFH (420hp)
エンジン:D13型 (ユーロ6)
●エアロダイナミック等の改善点
・トラクタとトレーラの空力性能を最適化
・空気抵抗を減らすためにリアビューミラーを廃止し、カメラに置き換えた。これは視認性と安全性の向上にも寄与する
・トラクタの後輪からトレーラの全輪をカバーするサイドスカートの空力性能を最適化
・スポイラーを拡張し空気抵抗を低減
・エンジン冷却系へのエアフローを改善
・トラクタ前面、ホイールハウジング、ステップの空気抵抗を最小化

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