2016年7月25日 17:51
日野チームスガワラ、初参戦のシルクウェイラリーを13位でゴール
無事完走も課題残す

7月8日〜23日、ロシア・カザフスタン・中国を舞台にシルクウェイラリー2016が行なわれ、日野レンジャー2号車で初参戦した日野チームスガワラは、最終的に総合13位でフィニッシュした。序盤から大きなミスやトラブルもなく走り続け、18日のステージ9では総合8位まで順位を上げたものの、その後のステージ12で車両のトラブルに見舞われて順位を落としてしまった。来年1月のダカールラリー2017に向けて、耐久性に課題を残す結果となったようだ。


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ロシアでの最終ステージとなったステージ3は、丘陵地帯を駆け抜ける直線の多いコースとなった。前日までの雨で路面コンディションが油断ならない状況だったものの、ノートラブルでフィニッシュ。移動区間でカザフスタンに入った。


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カザフスタンのアスタナからバルカッシュまで行なわれたステージ5は今大会最長の568kmの競技区間を走った。
草原が広がる平らな大地をハイスピードで駆け抜けるコースで、日野レンジャーは新たなサスペンションを武器に平均車速90km/hで疾走し、総合10位まで追い上げた。


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後半戦初日の16日はカザフスタンの最終ステージ。今大会最高標高の2600mを通過する狭いワインディングではライバル勢がパンクに苦しむなか、上位との差を縮めることに成功。中国に入国し、翌日からの砂丘ステージに向けて入念な準備が行なわれた。


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21日のステージ12ではトランスファーが破損。交換のため5時間のタイムロスとなり、キャンプ地への到着も深夜0時になってしまったが、その後のメカニックの懸命な修理作業によりレースに復帰できた。


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ハイスピードコースとなったステージ13で昨日のトラブルからの挽回を図る日野レンジャー。しかしゴール手前30kmの地点でリアリーフスプリングを破損。ドライバーとナビゲーターの判断でリアプロペラシャフトを外し、フロント駆動で残り区間を走り切るも、総合13位に終わってしまった。


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全競技を終えた日野レンジャーは、24日にゴール地の北京に到着。オリンピックスタジアムに設置されたゴールポディアムで、応援に駆け付けた現地の日野関係者らと完走を祝った。


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菅原照仁ドライバー
「中国に入ってからの砂丘ステージが想像以上に長く、過酷な戦いでした。クルマはトラブルが出ましたが、ペース的には上位陣と競り合えるステージもあったので、ダカールラリーまでしっかりと対策を打って臨みたいと思います。」 

杉浦博之ナビゲーター
「前半戦は単調なコースでクルマもトラブルは出なかったものの、後半戦で中国に入ってから深い砂丘との戦いが印象的でした。クルマにも徐々にトラブルが出てきて、とても長く感じました。今回は、上位陣の速いグループと走ることも多かったので、ナビゲーションのやり方も変えていかなければと気づくことができ、有意義なトレーニングでした。」 

鈴木誠一メカニックリーダー
「クルマにとってもメカニックにとっても、新天地でのラリー参戦はとても有意義なテストになったと感じています。クルマの耐久性向上の課題は難しいところですが、メンバー全員で何とかダカールラリーまでに仕上げていきたいです。」 

中村昌樹メカニックサブリーダー
「何よりも無事に完走できたことが良かったです。路上故障の対応など予想外のトラブルもあり、焦ったこともありましたが、少し落ち着いて対処することができるようになったと、一回り成長したような気がしています。」 

岡部陽一メカニック
「始めは少し浮足立っていた感覚がありましたが、中盤以降はきっちりチームワークができあがり良いレースになったと思っています。」 

吾妻広之メカニック
「これほどの長距離移動は経験がなく、とても疲れました。ダカールラリーに向けた課題は山のようにあり、今後の自分の成長にも繋げていければと思います。チームのメンバーに。お互い本当にお疲れ様と言いたいです。」 

中村浩司メカニック
「クルマだけではなくいろいろなトラブルがあり、大変な長丁場でしたが無事にゴールを迎えることができて、とてもすっきりとした気分です。」 

井上順也メカニック
「完走できたことと、最後まで全員がケガなく整備できたことを嬉しく思っています。休息日までは心身ともに少し余裕がありましたが、後半になるにつれてとても苦しくなってきました。それでも、自分がやるべきことへの責任感と、チームメンバーの支えで乗り越えることが出来ました。応援いただいたみなさん、本当にありがとうございました。」 

國本賢治メカニック
「後半、クルマに多数のトラブルが発生してしまい、とてもハードだった印象を受けています。この経験をしっかりと次に活かして、日本に帰ったら壊れないクルマ作りに貢献できるように、頑張っていきたいと思います。」






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