2015年5月29日 09:05
ダイムラー・トラック・アジア部門の商品ラインナップを拡大

New Strategic High-Power Trucks Unveiled (1024x592).jpg

三菱ふそうトラック・バスは、ダイムラー・トラック・アジア部門として協業を行なうDaimler IndiaCommercial Vehicles Pvt.Ltd(以下、DICV 社)と共に、高出力エンジンを搭載した大型トラックを発表した。また、同日、ダイムラー・トラック・アジア部門の新たな事業として、DICV 社オラガダム工場内に新たなバス生産工場を開設した。

今回発表した大型トラック「BharatBenz(バーラト・ベンツ) 3143」は、車両総重量48t、鉱山特有の急勾配や建設現場などの不整地走行を伴う使用環境に適し、2014年にドイツで開催されたIAA ハノーバー国際モーターショー(商用車)に参考出品した車両である。鉱山仕様車は、多くの天然資源を産出するインドその他の成長市場において重要なセグメントとなる。大型トラック「BharatBenz 3143」は、430馬力のOM457型エンジンを搭載する、インドその他の仕向地において最高の力強さを発揮する車両である。また、耐久性、整備費用の低減に加え、未舗装道路などのさまざまな使用環境に適した仕様もユーザーにメリットを付与する要素である。
さらに今回、大型トラック「BharatBenz 2536」および大型トラック「BharatBenz 4940TT」を発表した。「BharatBenz 2536」は、360馬力のOM457型エンジンを搭載し、車両総重量は33t の建設向けのダンプ仕様車である。また「BharatBenz 4940TT」は、トレーラー仕様として、主に建設業などで活躍する産業設備や重機を輸送するための牽引力に優れた大型車で、この車両は本年インド国内に展開する予定である。

ダイムラー・トラック部門として開発の効率化を進めているが、その一つとして、アジアのみならず、欧州・北米・南米において数百万キロの走行で性能を実証されたメルセデス・ベンツ製OM457型エンジンを搭載することにより、開発期間を3年以内に短縮することを可能にした。今後、OM457型エンジンは、インドやその他の成長市場においても、新たな技術として幅広く展開していく予定である。今後さらに追加する高出力エンジンを搭載した大型トラックは、このような要望を満たすとともに、バーラト・ベンツ」と「FUSO」ブランドの商品ラインナップを拡充する車両となる。

MFTBCは、ダイムラー・トラック・アジア部門としてDICVと協業を行なっており、「FUSO」ブランドで輸出されているトラックは、2013年5月よりチェンナイにおいて生産され、アジア、アフリカなど10ヶ国以上で販売されている。これらの地域に加え、今年は中東と中南米にも新たに輸出する予定である。

今回の商品発表に加えて、同日インド・チェンナイにあるオラガダム工場内にて、バスの生産工場が新たに開設された。バス事業拡大による投資は、約5000万ユーロとなる。敷地面積は11万3000平方メートルで、生産能力は年間1500台を計画し、最大4000台まで引き上げることが可能。従業員は約300人を計画している。これによりオラガダム工場は、「バーラト・ベンツ」「FUSO」「メルセデス・ベンツ」3つの異なるブランドの製品と、トラック、バスおよびエンジンを生産する、ダイムラー・トラック部門として世界初の工場となる。インドは、世界で第2位のバスの市場であり、今回のバス工場の開設と新製品の投入により、ダイムラー・トラック・アジア部門として、2020年までに世界販売台数29万台を目標に事業を拡大する基盤を確立したことになる。

ダイムラー商用車部門総責任者のヴォルフガング・ベルンハルトは、「私たちは今回発表した新製品にバスが加わることにより、インド商用車市場における存在感をさらに強めており、新たな発展への幕開けを迎えました。今回の投資は、私たちが世界市場において存在感を増すための拡大戦略の一環であり、今後もさまざまな施策を継続してまいります」と述べている。さらにダイムラー・トラック・アジア総責任者で、MFTBC代表取締役社長・CEOのマーク・リストセーヤは、「短期間でバス工場を立ち上げ、新たな製品を追加できたことは、我々のインド事業が強固であることを証明しています。このことに加えて、MFTBCの世界的な販売ネットワーク網を活用することにより、ダイムラー・トラック・アジア部門として継続的な成長につながると確信しています」と述べている。

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