2014年10月16日 13:45
躍動する日本車王国 インドネシア・トラック紀行 その7
トヨタ車なのにブルーバード!?

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トヨタのブルーバード!?  いえ、そうですが、違います。このクルマは、トヨタ・ヴィオスベースのタクシー専用車の「リモ」。ちなみにヴィオスは、ヴィッツベースのセダンで゜ある「ベルタ」がベースで、東南アジア・中国向けモデルでしたが、昨年モデルチェンジ。北米やオセアニアではヤリスセダンとして販売されています。このブルーバードのリモは新型ですね

ジャカルタでは、「ブルーバード以外のタクシーに乗っちゃダメ!」というのが(日本人の)鉄則らしく、いろんなところで耳にしました。それ以外のタクシーに乗ると、(ぶったくり? 追い剥ぎ?)どんな目に遭うのかは語られていませんが、それだけブルーバードは絶大に信用されているってことなんでしょうね。ちなみに、ここでいうブルーバードとは、日産の(今は懐かしき)ブルーバードのことではなく、ブルーバードグループという会社のタクシーのことで、当然ながらブルーバードのトヨタ車もあります(というか、ほとんどがトヨタ車)。初乗りは7000ルピア(70円くらい)だそうですが、同じブルーバードグループには、ちょっとエグゼクティブなベンツ/アルファードクラスのシルバーバード(初乗り1万2000ルピア)やゴールデンバード(ハイヤーもしくはレンタカー)もあります。さらにビッグバードという車両もありますが、これはお察しのようにバスのこと。空港へ到着した我々一行を迎えに来たのも、このブルーバードグループのビッグバードでした。

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こちらは先代のリモ(PUSAKAタクシーもブルーバードグル―プ)。その向こうにはビッグバードが見えるし、リヤだけ写っているのもブルーバードですね。要するにブルーバードグループは結構手広くやっているんですね。ちなみに他のタクシー会社の弁護をしておくと、最近はブルーバード以外のタクシーでも「そんなに心配しないでも大丈夫」という声もありました

そういえば、うかつなことに「我々一行」っていうのが、一体どんなご一行様なのか、まだご紹介していないことに気づきました。「我々一行」というのは、新聞・雑誌の記者の集まりで、三菱ふそうさんが招待してくれた「インドネシアモーターショーメディアツアー」のこと。その我々一行を迎えにきたビッグバードは、さすがにスリーダイヤのトップマークをつけたバスだったんですが、エッ、なんだなんだ、このバスは!? 

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夜だったので画像が悪くてすみません、これが我々一行を迎えに来たビッグバードです。ちゃんとスリーダイヤがついています

バスに詳しい同行のY君によれば、これは地元のバス架装メーカーのRestu Ibuのネプチューンというバスとのこと。おそらくキャンターのシャシーにミディアムクラスのバスボディを架装したものとのことなんですが、出で立ちは4WD車並みに車高が高く、目も吊り上がっていて異国情緒たっぷり。ただ、乗ってしまえば慣れ親しんだ4M42型エンジンと相まって、日本車とほとんど変わらない快調な走りでした。トランスジャカルタやメトロミニ、コパジャなどと共に、ビッグバードをはじめ貸切バスもたくさん走っていましたから、インドネシアの主要な交通手段は、バイク以外はバスということが分かります。

ついでにいえば、さらにお手軽な乗り物としては、アンコットとかミクロレットとか呼ばれる小型バスもあります。初乗りは2000ルピア程度で、今はワンボックス車が主流ですが、ピックアップトラックやキャブオーバートラックをベースにしたものもあるそうです。これなんか一番庶民的な乗り物かもしれませんね。また、ジャカルタ中心部から少し離れると、派手ハデにデコレーションしたバスも見かけました。たぶん中・近距離用の路線バスなんでしょうが、個人経営の白バスなのかな? 客引きもデコレーションもエスカレートしているような感じで、競争が激しいことが窺えます。

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1.5リッターエンジンを搭載したスズキ・キャリイベースのキャリイ1.5のアンコット。これに7~8人乗せちゃいます

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ジャカルタ郊外には、こんなデコバスも走っていました。インドのヒンドゥーの神々に由来するお飾りと違って、こちらは、ただ目立てばいいだけのようです

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