2014年8月 6日 17:24
極東開発、フックロールによる「熱の宅配便」実証試験に参画
三機工業、三重中央開発、そして極東開発工業は、このほど三重県内で簡易移送型トランスヒートコンテナを用いた実証試験を開始した。
これは、いわば「熱の宅配便」といえるもので、余った熱(蒸気)を潜熱畜蓄熱装置を備えたコンテナに貯めて移送するもの。この簡易移送型トランスヒートコンテナは、平成23 年度に環境省地球温暖化技術開発等事業に「簡易移送型潜熱蓄熱システムの開発」として採択され、3カ年の開発期間を経て平成26年4月より実証試験を開始している。なお、この実証試験は今年9月末に終了し、10月からこの開発技術の普及に向けた営業を開始する予定である。
実証試験では、三重県伊賀市内の三重中央開発エネルギープラザから発生する焼却排熱を小型トランスヒートコンテナに蓄熱し、産業廃棄物収集運搬車として利用されている脱着ボデー車(フックロール)を用いて、約10km 離れた温泉宿泊施設「ヒルホテルサンピア伊賀」まで運び、給湯用熱源として利用している。
この開発は、従来のトランスヒートコンテナ(標準で24トン)に比べて総重量を10トン以下に小型化し、フックロールで運搬できるようにすることで、廃棄物収集ネットワークの中に排熱供給事業を組み込むことが可能になり、効率的な熱輸送によるランニングコストの低減と、小型化・簡易化により従来のインフラを利用しながらイニシャルコストの低減を図り、排熱を利用しやすくすることで、温暖化ガス削減に貢献することを目的としている。
今後は、廃棄物焼却施設等から発生する排熱を有効利用し温暖化ガス削減に資する技術の一つとして、三者で協力しながら早期の市場導入を目指し、自治体や民間事業者等への営業を強化していく予定。

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