2014年6月19日 14:32
「現場叩き上げ」社長が導入したワイドシングルタイヤの話
「省燃費」と「軽量化」は、今日のトラックに突きつけられた二大命題といっても過言ではないと思いますが、それを可能にする最も有効かつ現実的な手段がワイドシングルタイヤではないか......、そんな観点から「フルロード」ではずっとワイドシングルタイヤに肩入れをしてきました。願わくば、旗振り役のミシュランタイヤ以外のタイヤメーカーにも日本市場での普及に本腰を入れて欲しいし、何よりもトラックメーカーが本気になってくれなきゃ困ると思っていたんですが、導入に慎重な(?)各社を尻目に、またまた日本ミシュランタイヤから、ワイドシングルタイヤを新たに導入したトラックユーザーのニュースが伝わってきました。
で、話はここから......。そのユーザーの社名を見て、キャップは「おおっ!」と言っちゃいましたヨ。実はそのユーザーとは、以前お邪魔したことのある埼玉県狭山の生田梱包さんのことで、その取材の際に感銘を受けた生田芳夫社長のことを、以前このブログで書いちゃったんですね。

http://fullload.jp/blog/2010/12/post-54.php

そのブログ「現場叩き上げ」では、お許しを頂いていなかったのでお名前は伏せましたが、まさしく生田社長のこと。ブログを読んでいただければ「さもありなん!」と納得してもらえると思うんですが、日本のトラックの進化を推進するのは、こういったトラックに熱い思いを抱く現場叩き上げの人たちなのではないかと......。ワイドシングルタイヤは、メーカー主導ではなく、ユーザー主導で普及が進みつつある、日本市場では非常に稀に製品で、その意味でも注目です。前置きが長くなりましたが、以下、日本ミシュランタイヤのプレスリリースの要約です。


日本ミシュランタイヤの環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」(以下「X One」)が、このほど生田梱包株式会社(本社:埼玉県入間市狭山ヶ原、代表取締役:生田芳夫)が新たに導入した冷凍車両に装着された。
ミシュランの「X One」は、ワイドシングルタイヤの中でも、駆動軸装着も可能で、さらに1軸あたり10tもの荷重能力を持つワイドシングルタイヤである。トラックに装着されている2本(ダブルタイヤ)のタイヤを1本にするというコンセプトで、車輌の軽量化や積載効率の向上を可能にすると同時に、環境負荷低減とコスト削減を達成する新しいコンセプトのタイヤでふる。軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減すると同時に、発熱源の1つとされるサイドウォールの数がダブルタイヤの4ヶ所からワイドシングルタイヤの2ヶ所に減ることで、回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減。この2つの効果により車輌の燃費改善や燃料消費量の節約に貢献する。

生田梱包は、今回新たに導入した冷凍車両の後輪2軸に「X One」を装着したことにより、従来のダブルタイヤと比較し、1車軸あたり160㎏もの軽量化を実現し、車輌重量を320㎏も軽減した。装着タイヤは「MICHELIN X One XDN2(ミシュラン エックスディーエヌツー)」で、タイヤサイズは455/55R22.5 (166L)。

生田梱包代表取締役の生田芳夫氏は、「数年おきに最新の環境機能を整備した車輌を積極的に導入するなど、常にドライバーにも環境を意識させ、荷主様にもわれわれの企業姿勢を示してきました。タイヤの装着本数を減らすことで原材料と廃タイヤの数を減らし、大幅な軽量化により燃費を向上させ、さらに積載量まで増やすことができる、今までにないタイヤがあることを知り、今回採用を決定しました。燃費が悪いと言われる冷凍車両だからこそ、ワイドシングルタイヤの装着により燃費改善のインパクトがあるのではないかと期待しています」と期待を語った。

また、日本ミシュランタイヤ代表取締役社長のベルナール・デルマスは、「2本を1本にするという画期的なこの製品は、車輌重量削減や積載効率改善はもちろんのこと、燃費改善による環境負荷低減のソリューションとしても期待されています。一般的に燃費が悪いとされる冷凍車輌に『X One』が採用されたことにより、国内輸送事業者の皆さまが抱える燃料費高騰などの課題に対するソリューションになりうることが、より多くの方々に認知されることを期待しています」と語っている。

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