2014年6月26日 19:54
えっ、ミドリムシからディーゼル燃料!? その1
いすゞ、ユーグレナと次世代バイオディーゼルの実用化を目指すプロジェクト
 
いすゞ自動車が㈱ユーグレナと共同記者発表を開くという案内が届いたとき、まず「はて、どんな内容だろう?」と思いました。ユーグレナという会社が東京大学農学部発のベンチャー企業で、ミドリムシの大量培養に成功。そのミドリムシを使った栄養価の高いクッキーなどはテレビでも盛んに取り上げられ、ミドリムシが世界の食料危機を救うとまで喧伝されました。キャップもテレビなどを見て「へぇ、面白い会社だな」と思っていたのですが、そのユーグレナがいすゞと共同記者発表って、一体......? もうニュースでご存知の人も多いと思いますが、ミドリムシから抽出・精製したバイオディーゼルの実用化を目指す共同プロジェクトというわけで、これは確かに面白い! 昨日の記者発表でいろいろ聞いてきたのでご紹介したいと思いますが、まずはいすゞ自動車のプレスリリースを要約してお伝えします。


いすゞ自動車と㈱ユーグレナは、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)由来の次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた共同研究契約を締結し、『DeuSEL(R)(デューゼル)プロジェクト』をスタートする。ちなみにDeuSEL(R)(デューゼル)とは、DIESEL(ディーゼル)とeuglena(ユーグレナ)を組み合わせた造語で、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)からつくったバイオディーゼル燃料を表わすいすゞとユーグレナ社の共同で取得した商標である。 また、活動の第一歩として、ユーグレナ社が開発した世界初の微細藻類ユーグレナから作られたバイオディーゼル「DeuSEL(R)」を使用したいすゞの藤沢工場シャトルバスの定期運行を7月1日より開始する。

近年、地球温暖化対策は重要な課題となっており、多くの企業が二酸化炭素排出量削減に取り組んでいる。特に燃料においてはバイオ燃料の開発に注目が集まっており、バイオ燃料の中でも微細藻類を活用した燃料開発は世界中で取り組みが進んでいる。
ユーグレナ社は世界で唯一の微細藻類ユーグレナの屋外大量培養技術を活用し、微細藻類由来バイオ燃料開発を推進している。両社は、今後とも軽油のニーズが高いと思われる長距離輸送車向けのバイオディーゼル燃料開発の必要性に着目し協議を進めてきた。

こうした中、ユーグレナ社は微細藻類ユーグレナを原料としたバイオディーゼル燃料の開発を実施し、1年を掛け微細藻類ユーグレナ原料のバイオディーゼル「DeuSEL(R)」の開発に成功した。
7月1日よりいすゞは、藤沢工場と湘南台駅間を定期運行しているシャトルバスの燃料にこの「DeuSEL(R)」を採用することとした。バスに使用される「DeuSEL(R)」は、微細藻類ユーグレナを原料とする点では世界初だが、燃料としては既に規格化されている従来型のバイオディーゼル燃料と同様に、高濃度での利用はエンジンや車両への特別なケアが必要となる。
ユーグレナ社といすゞは、含有率100%でも車両のエンジンに負担をかけることなく使用することができる微細藻類ユーグレナ由来の次世代バイオディーゼル燃料の実用化を目指して、2社共同で研究に取り組む『DeuSEL(R)プロジェクト』を開始する。本プロジェクトを通じて、ユーグレナ社が次世代バイオディーゼル燃料の研究開発と生産を進め、いすゞがその燃料の評価を行なうことで、2018年までの技術確立を目指す方針である。 

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大森のいすゞ自動車本社に到着したデューゼル使用のシャトルバス

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共同発表を行なったいすゞの細井行社長(左)とユーグレナの出雲充社長

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それにしても、いかにもマスコミが飛びつきそうなニュースでした

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