2013年11月24日 19:51
速報! 燃費チャレンジカップ 決勝ラウンド
省燃費運転の頂点を極めたのは関東ラウンド優勝の長島さんに決定!

10月5日の東北ラウンドを皮切りに、10月12日の関東ラウンド、10月19日の東海ラウンド、10月26日の近畿ラウンド、11月2日の中国ラウンド、11月9日の九州ラウンドの熱戦を経て、各地区から6人の省燃費運転優勝者を輩出した三菱ふそうキャンター エコ ハイブリッド「燃費チャレンジカップ」も、いよいよ大詰め。昨日、東京を舞台に行なわれた決勝ラウンドは、願ってもない好天に恵まれ、雲一つない秋空の下、各地区を勝ち抜いたドライバー6人がスタート地点となる芝・増上寺に参集した。

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レッドカーペットを踏んで、増上寺慈雲閣にトラックドライバーが到着

まずはスタートに先立って、全員が増上寺の安国殿にて勝運の御祈願をうける。ちなみに増上寺安国殿に安置される黒本尊阿弥陀如来は、恵心僧都の作と伝えられる霊験あらたかな仏さまで、御丈二尺六寸の立像は、その昔、金箔燦然と輝く金色の御躰だったが、長年の香煙によって黒ずんだことから黒本尊と称され、今回の燃費チャレンジカップの御祈願も勝運黒本尊さまの御加護を願ってのもの。

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安国殿にて勝運祈願

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果して黒本尊様のご利益は、誰に?

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皆で記念写真も撮りました

スタートは午前10時。スタート順、さらに同乗して道順や運転のアドバイスを行なうパートナー(三菱ふそうの実験スタッフ)の人選は、前夜のドライバーズミーティングで、例によってクジ引きで決定しており、1号車は中国ラウンド優勝の小林さん、2号車は九州ラウンド優勝の石丸さん、3号車は近畿ラウンド優勝の前田さん、4号車は東北ラウンド優勝の今野(こんの)さん、5号車は関東ラウンド優勝の長島さん、6号車は東海ラウンド優勝の炭竃(すみがま)さんが搭乗。それぞれ3分間のインターバルを設けて、コースに出走していく。各地区ごとの応援チームの声援がドライバーの後押しをする。

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雲一つない青空の下、決勝ラウンドのスタート

走行距離34.3kmのコースは、各地区の予選ラウンドに比べて、さらに難易度が上がっており、増上寺を出発したあとは、東京タワーや皇居、東京駅、国会議事堂、六本木ヒルズなどを巡り、三菱ふそう川崎工場にゴールするコースだが、上り坂や狭隘路、渋滞箇所など、燃費にキツい「仕掛け」もふんだんに設けられており、所要時間も各地区ラウンドの倍の2時間となっている。ドライバーも各地区の予選ラウンドより緊張感を強いられるようだ。

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さすがに決勝ラウンドのコースは、難易度がアップ。省燃費にキツい道路状況があちこちに......

最初にゴールしたのは、途中で1号車を抜いた2号車の石丸さんだ。三菱ふそう川崎工場に戻ってきた石丸さんには、サプライズゲストが待っていた。横須賀に住む妹さご夫婦んが内緒で駆けつけていたのだ。緊張を強いられる運転を終えて、ホッとした石丸さんには嬉しい驚きだったようだ。

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号車に乗る鳥井油業の小林一成さん。小型ローリに乗る中国ラウンドの優勝者だ

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2号車の石丸真己さんは新聞輸送の毎日西部輸送のドライバーで、九州ラウンドの優勝者。ゴールには内緒で横須賀に住む妹さんご夫婦が駆けつけた

程なくして1号車の小林さん、3号車の前田さん、4号車の今野さんがゴールする。ちなみに3号車には、前田さんの娘さんも乗車しており、「とても楽しかった。お父さんならきっと優勝すると思います」とのこと。燃費チャレンジカップに使用されるキャンター エコ ハイブリッドは3人乗りで、3人乗車もルールで認められているのだが、前田さん以外はみな2人乗車だった。

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3号車の前田健さん(左)は川西市役所のゴミ収集車のドライバーで、近畿ラウンドの優勝者。娘さんの応援で元気百倍

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4号車はちょっと照れ屋の今野努さん。東北ラウンドの優勝者だ。大誠運輸の先輩ドライバーの高橋さんが応援に駆けつけた

4号車の今野さんの後は、ずいぶん間が空き、ようやくにして5号車の長島さんが到着、さらに6号車の炭竃さんがゴールした。各地区の予選ラウンド、あるいはターゲット燃費計測のための本誌「フルロード」の事前走行を含め、これで燃費チャレンジカップに関するキャンター エコ ハイブリッドの走行がすべて終了。なんの事故もなく、つつがなく無事終了だ。

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パープルライン社長の長島智春さんは関東ラウンドの優勝者。さまざまなギャグを繰り出し、我々を笑わせてくれました

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必勝の鉢巻で気合を入れたのは、東海ラウンド優勝の名岐トラックオートの炭竃充さん

ゴールしたドライバーと応援チームは、昼食の後、工場見学へ......。「勤労感謝の日」で休日だったが、たまたま三菱ふそう川崎工場は小型車ラインが稼働しており、今まで乗っていたキャンターがどう製造されるか見学でき感激していた。
さて、いよいよ決勝ラウンドの結果発表だ。ドライバーのドギドキが伝わってくる。その中で、まずコールされたのが第3位のドライバーで、燃費10.273㎞/lの炭竃充さん(東海ラウンド)だった。第2位は、10.364km/lの前田健さん(近畿ラウンド)だ。優勝は逃したけれど、娘さんも嬉しそうだ。
そして、決勝ラウンドを制し、全国の頂点、省燃費運転の頂点を極めたのは長島智春さんだった。長島さんの記録は10.439km/l。ちなみにこの第1位から第6位の記録までは、0.404km/lの差でしかなく、まさに激戦だった。長島さんは、主にリビング建材などを運ぶ(有)パープルラインの社長さんでもある。とてもユーモアのある人で、我々も何度も笑わせられたのだが、その運転スタイルは、とても慎重な運転、集中力の高い運転で、まさに納得の優勝だった。
燃費チャレンジカップの実行委員長を務める末廣明夫三菱ふそう副社長から賞状を、アルバート・キルヒマン社長から優勝杯を贈られ、さらに副賞の100万円のキャッシュバッククーポンも獲得した長島さんは、
「まさか自分が優勝できるとは思いませんでした。僕のようなおちゃらけた人間が優勝しちゃいまして、周りの方に申し訳ないです。やはりキャンター エコ ハイブリッドの性能が素晴らしかった。僕の乗り方はちょっと丁寧過ぎる運転だったので、数字が出ただけで、どのような人が乗っても素晴らしい燃費が出せるいいトラックではないかと、今回この大会に参加させていただいて実感しています。僕は無類の三菱ふそうファンで、うちのトラックもキャンターしか購入しないんですが、副賞の100万円は是非キャンター エコ ハイブリッドの購入資金に充てさせていただこうと思います。今日は本当にありがとうございました」と語った。長島さんには惜しみない拍手を送りたい。

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「やった! 決勝ラウンド優勝だ!」 向かって右より末廣副社長、キルヒマン社長。真ん中はパートナーをつとめた実験スタッフで、彼にもベストパートナー賞の金一封が......。応援に駆けつけた奥様とともに、長島さんは最高の笑顔を見せる

なかなかイベントにしにくいトラックの「燃費」を真っ向から取り上げ、ふだん表に出ることが少ないトラックドライバーを主役に据えた「燃費チャレンジカップ」は、とても有意義なイベントだった。決勝ラウンドも予想以上に盛り上がり、イベント性も十分だった。「燃費」はトラックの技術とドライバーの技量が相まって結果を出すもの、それを立証したのが「燃費チャレンジカップ」だったと思う。
本誌も最初か最ら後まで見届けさせていただいたが、全国6地区で開催した本邦初のロングランのイベントだけに、舞台裏はなかなか大変だった。しかし、燃費チャレンジカップに参加した多くのトラックドライバーから、いつも「面白かった!」「ためになった!」「参加して本当によかった!」という言葉が聞かれ、決勝ラウンドを終えた今、オブザーバー役ながら我々も、とても清々しい達成感を感じている。それは、このイベントを陰で支えたスタッフも同じ思いだと思う。最後に縁の下の力持ちの彼らにも惜しみない拍手を送りたい。




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