2012年3月25日 09:01
元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.39
トラックドライバーの誇り その37
 
さて、多くのドライバーや、特に中小零細の運送業の方々が一番待ち望んでいることとは一体何なのか? それは、最低運賃制度の復活ではないでしょうか。最低限の運賃が保証されれば、ドライバーに無理をさせることなく、休息、休憩を取ることが可能になります。
とは言っても、欲の皮の突っ張った悪徳経営者には通じないかもしれませんが、法律の運用を厳しくして守らせることは可能です。

これはもう、実際にトラックを保有し走らせている運送会社にとって、渇望していることだと思います。規制緩和以来、単にダンピング競争だけでなく、看板と営業力のある会社が荷主を独占し、自社ではトラックを保有せず、子会社化したところや下請けに回す。下請けとの間に入る水屋(仕事のあっせん業者)が介在するために、安い上にピンハネがきつくなり、荷主から出る運賃の5~6割で運んでいる例も珍しくありません。
結果、そこで働くドライバーに、朦朧運転の半強要(走れるかと聞く行為)、社則による締め付け(物損事故の罰金)等が横行し、ドライバーの生活や命を危険にさらし、他人をも巻き添えになる事態を招いている。

業界にとって、必須事項とも思われる最低運賃制度の復活に、なぜ業界あげて運動をしないのか不思議でたまりません。
はっきり申し上げて、経営者の方々、あなた方は怠け者です。
今を凌げば......なんて、甘い考えを持っているのではありませんか? そう、今を凌げばそのうち潰れる会社がたくさん出てきて、自分のところに仕事が回って来るなんて、サバイバルゲームをしているつもりでしょうか? 全ての経営者がこんな考えとは申しませんが、そういう思いが心の中に少しでもあったら、経営者失格です。
また、ドライバーも同様です。自らが動かなくて、何の解決があるのでしょう。

今や、フェイスブックのネットワークが国家さえ潰せる時代なのです。どのような働きかけが出来るのか、考えてみてください。私一人の知恵なんてたかが知れています。
最低運賃制度の復活の方法を、次回から一緒に考えましょう。

トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/

P1060624.JPG


 

コメントする