2012年3月30日 12:55
元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.42

トラックドライバーの誇り その40
 
前々回のブログで、仕事の流れと運賃の流れと書きました。そのことをもう少し考えてみましょう。大事なことですから......。
仕事の流れには、契約上の流れと実際に運ぶ荷物の流れがあります。でも荷物の流れは、倉庫から実際に運ぶ運送会社のトラック、そして受け取りの荷主、または委託された倉庫ということになります。
実に簡潔なものです。
だが、仕事の契約上の流れはどうでしょうか。元請け→一次下請け→二次下請けとなり、帰りの荷物などは五次、六次を通って、やっと実際に走る運送会社に辿りつくことがあることは枚挙に暇がありません。
そして、運賃の流れも契約上の流れに沿ったものです。

実際に運ぶ荷物は、本当に簡潔なシステムなのに、運賃だけは複雑な流れがあり、そこを通過するたびにピンハネされているのが実態です。
思い出してください。あなたが一番感じている無駄なことを......。
この20数年間で私と話した小零細企業の経営者の方々は十数人か、もっといるかもしれません。また、ドライバーの方も、この無駄を私にどれだけの方が話してくれたか。
そうです、誰もが考えているのが、仲介業者の多さの無駄なのです。

流通業界では、生産者、大卸、仲卸、小卸、そして消費者の手に届く小売店。それが物価が高くなる無駄だと指摘され、かなりの部分で改善されていると思われます。その一つが、大手スーパーがメーカーに直接依頼して作るお茶があります。500mlのお茶が150円だったのが、ブランド名を入れて発売することで、78円だの88円程度で売っています。そう、中間の業者を排除した直接の取引になっているから安くなっているのです。

*運送業界では、規制緩和以来、それが逆行しているのです。*

その事実は次回に述べますが、そこの改善をしなければ、実際に走る中小零細の運送会社の末路は哀れなものになります。
そのためには、「最低賃金制度」と類似した形の、最低運賃制度が必要だと考えました。つまり、実際に走る運送会社に適用するのが、その目的です。

そのための最低運賃制度は、業界の再構築に繋がると信じています。
また、このような場合、三方得にならなければ、反対が増え、実現しません。

トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/

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