2011年11月25日 11:21
三菱ふそう、「新環境中期行動計画」策定

こういう文字がいっぱいの発表物ってちょっと苦手という人もいるかもしれませんが、ちゃんと読んでおくと、その企業がどちらの方向に向かおうとしているかが分かるので、案外大事なんですよね。以下は、三菱ふそうが発表した「新環境中期行動計画」策定のニュースです。

三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)は、2015年までの環境活動の取り組み計画「新環境中期行動計画」を策定したことを発表した。この計画は、MFTBCの環境に対する活動の基本計画を示すものであり、既にMFTBCが掲げている経営ビジョン「FUSO2015」の「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」の目標である、「CO2排出削減 2015年まで7.5%」はこの「新環境中期行動計画」に則った活動の一つである。

MFTBCは地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、これまで環境中期計画「環境サステナビリティプラン」に沿って、毎年「環境・社会報告書」を発行する等、環境を改善すべく活動を推進してきた。近年の世界的なレベルで問題となっている地球温暖化や環境の著しい変化とそれに伴う時代背景、企業内体制の変化を受けて、より積極的に環境課題と向き合い取り組んでいくために、次の6つの明確な課題を設定し、新たな活動を推進していく。
なお、この課題の実行計画は毎年見直しを行なっていく。

1. 新環境中期行動計画

①省エネルギー・地球温暖化への取り組み
地球温暖化防止のため、全社レベルで温室効果ガスの低減を図ると共に、製品であるトラック、バスの燃費低減や使用方法も含んだ温室効果ガス低減を目指す活動として設定している。
全社レベルで温室効果ガス(CO2)の排出量を2005年比で10%低減を目指す
自動車使用時の温室効果ガスの低減を図るため、低燃費講習会の開催を増やす
燃費の良い自動車の販売を推進し、各地域でのトップクラスの燃費性能を目指す
・国内:2015年燃費基準の達成(100%)
・海外:欧州/米国 次期CO2規制対応
次世代車の開発および普及促進を図る
・HEV車の開発および普及
・EV車の先行開発を推進
・バイオ燃料対応車の研究開発
非CO2の温室効果ガス低減のため新冷媒エアコンの開発促進

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EVトラックや大型HEVなどの開発も加速されそうだ

②排気ガス・大気環境への取り組み
地域の大気環境保全のため、トラック、バスから放出される排出ガスレベルの低減を図り、環境に優しい製品を提供する。また、排出ガス低減時にデメリットとなる燃費悪化を最小化する活動を設定している。
国内、海外の排出ガス規制適合車のタイムリーな市場導入
・国内:次期排出ガス規制への対応
 ・海外:欧州EuroVIの排出ガス規制の対応、北米OBD2013年規制の対応

③化学物質・有害物質への取り組み
製品に含まれる化学物質および有害物質の削減のための活動を推進します。このため、部品レベルで使用されている化学物質の含有レベルの把握推進を図る。
製品に含まれる化学物質の低減に向けて活動を実施。特に、製品含有化学物質管理を強化

④リサイクル・廃棄物への取り組み
資源を有効に使用することは環境保全や温室効果ガス低減に繋がると考えられるため、製品のリサイクル率を向上すると共に企業活動による排出物発生量の削減を目指した活動を展開しする。
資源の有効利用を目指したリサイクル設計を推進。2015年にリサイクル実効率95%の達成
資源の有効活用のため生産活動における排出物発生量の削減を推進
・排出物排出量を5%削減する(10年比)

⑤騒音・その他公害への取り組み
トラック、バスの走行時や工場における騒音は、地域社会へ多大な影響を及ぼすため、騒音低減活動を推進する。また、企業活動においては生物多様性の考慮を含め、地域社会との共生を図るべく、緑化を含めて種々の施策の推進を図る。
騒音が低く、環境に優しい車の開発と市場導入
 ・国内/海外の騒音規制適合車のタイムリーな市場導入を実施する
地域社会との共生を図るため、地域環境に配慮した施策を推進し、緑の見える工場を目指す
生物多様性を考慮した活動を計画、実施

⑥環境マネージメント
これまで以上に情報の公開やコミュニケーション活動を推進すると同時に、環境活動については、社員全員の意識、モチベーションが最も大切であることから、教育活動や活動の理解を深める施策を実施しする。
環境情報の開示とコミュニケーション活動の推進を図る
環境・社会報告書の発行/インターネットによる環境情報の公開
環境教育活動の充実と推進を図る
社員へ当社の環境活動の理解を深める


2. 環境・社会報告書2011発行

MFBTCは、2010年の環境活動、社会活動をまとめた「環境・社会報告書2011」を発行した。
MFTBCはトラック・バスという公共性の高い製品を製造・販売する企業として、環境保全を経営の最優先課題としている。その取り組みについて情報開示することを目的に、毎年「環境・社会報告書」を発行している。
主な進捗状況は以下のとおり。

①環境に関する取り組みと進捗状況
● 2010年の生産工程でのCO2排出量を1990年度比54%減の70千トンとして2010年の目標値を大幅達成。
● 自動車リサイクル法に対応した再資源化等の2010年度実績を公表。ASR(自動車シュレッダーダスト)のリサイクル率は81.3%で法定基準(50%以上)を達成。
● ポスト新長期排出ガス規制適合車及び、平成27年度燃費基準達成車のラインナップを大幅に拡充。

②社会の一員としての取り組みと貢献状況
 
● 社会貢献活動
・小学生などを対象とした工場見学の実施
・地域の方々及び社員・家族を対象としたイベントの実施
・「花と緑のある街づくり」への貢献
・日独文化交流「たけのこプログラム」などの文化活動への支援
● 社会の一員として
・コンプライアンス、品質などへの考え方と取り組みについて

                                                                                              ......以上......

 


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