2011年9月27日 16:15
ナニコレ珍カッケ~!

バルーンカー&世界初テレビカー 取材の顛末

今回登場するクルマが「カッケ~!」かどうかは微妙なところですが、いろんな意味で「ナニコレもん」であることは確かだと思います。発端は、編集部にかかってきた一本の電話でした。

「もしもし、スゴいクルマを開発したんですが、取材に来ませんか? 今日新橋の街頭でデモンストレーションをやりますよ。おたくの独占取材ですよ!」。
正直言って「なんだかな~」と思ったのですが、そこは雑誌編集者の悲しいサガで取材することを約束ました。何でも、このスゴいクルマを使ったニュービジネスを企画している会社らしい。そして指定された新橋駅前に駆けつけると、そこで待っていたのが天井に電飾バルーンを載せた、このスズキエブリイでした。どうやら広告宣伝車の類らしい。

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エート、これですか? ま、確かにスゴいっちゃスゴいけど、今イチの雰囲気が......。ところで、ここに書いてある「世界初のテレビカー」って何ですか?
「そうそう、これが本命なんですよ。明日銀座でデモンストレーションやるから、また取材して下さいよ」。

「......」。


ハイ、こちら銀座です。やっぱり取材に来ちゃいました。銀座四丁目の交差点近くにエブリイのバルーンカーと共に、トヨタのクイックデリバリーが停まっています。どうやら、あれが「本命」のスゴいクルマらしい。

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で、どうスゴイかと言うと、クイックデリバリーの側面に61型のプラズマディスプレイテレビを搭載し、このディスプレイで広告宣伝をするところがスゴい! クルマを映像媒体にした画期的な世界初のテレビカーであります。

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で、銀座の道を行く人々がテレビカーの前に群がって画面に釘付け! ってことはなく、クールにスル―です。ほとんど誰も見ません。もうちょっと関心を示してくれてもいいのに......。ちょっと、このクルマを開発した人が可哀想になりました。だって、すごく情熱をもって開発しているんだもん、何とかモノになって欲しいな。

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それから1カ月後のこと。また編集部の電話が鳴りました。
「例のテレビカーですが、スゴい改良を加えました。今度はバッチリです。大体ですね、銀座なんて気取った人達ばかりだから、ああいう画期的なもん、ダメなんですよね。今度は秋葉原です、ITメディアの発信地・秋葉原でどーん!とデモンストレーションやりますよ。是非取材して下さい。

こうなると乗りかかった船というか、最後まで見届けたいという思いで秋葉原に駆けつけました。そこには、あの世界初のテレビカーの雄姿が......。


さて、どんな改良が加えられたのだろう? ワクワクドキドキ、って、単に天井に電飾バルーン載せただけじゃん! 

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かくして世界初のテレビカーも、新しい物には目がない秋葉原の人達にも完全にシカトされてしまったのでした。今から7年前のお話でした。 (キャップ)

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