2011年6月29日 12:29
日野、尿素フリーのレンジャーを7月11日発売

ポスト新長期排出ガス規制適合の新型車ラッシュも、いよいよ大詰めに近づいてきました。日野自動車の中型トラック「日野レンジャー」も、主力のGVW12トン以下が登場しました。以下は日野自動車の発表資料の要約です。

日野自動車は、中型トラック「日野レンジャー」のGVW12トン以下の車両を改良し、平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ、さらに燃費性能の向上により平成27年度燃費基準達成車の設定を大幅に拡大。あわせて安全性能など総合的な商品力を大幅に向上させて7月11日に発売する。

今回、世界最高水準の厳しい規制である平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に対応するにあたり、既に実績ある日野のクリーンディーゼルシステム「AIR LOOP(エア ループ)」を採用。「AIR LOOP」はきれいな空気(AIR)の循環(LOOP)を目指し、NOx・PMの低減はもちろんCO2排出量すなわち燃費も低減し、ランニングコストを抑えることで、ユーザーの利益向上に貢献するとともに、地球環境への負荷低減に貢献できるクリーンディーゼルシステムである。

環境性能の進化に関しては、既にPMについてはポスト新長期排出ガス規制をクリアできるレベルに到達していたが、今回はエンジン本体の更なる改良と尿素を使わずにNOxを削減する「新DPR」の採用によりポスト新長期排出ガス規制に適合させた。 またEGRシステムの強化、燃料噴射圧力の高圧化などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。NOxの後処理には、すでに車両総重量が12トンを超える日野レンジャーで実績のある尿素フリーの「新DPR」を採用。尿素水タンクや関連デバイスが不要なため従来の平成17年(新長期)排出ガス規制適合車に対して重量や排出ガス後処理システム容積の増加を極小化でき、日野レンジャーの優れた積載・架装性を維持している。

燃費性能の進化に関しては、エンジン本体の改良と日野エコラン、エコランプ表示などの省燃費運転支援装置により、一層の低燃費走行を可能にしている。 日野エコランは、コンピューター制御により、ラフなアクセルワークやアクセルの踏み込み過ぎなど燃費に不利な運転を自動的に抑制。省燃費走行時にはエコランプが点灯し省燃費運転を促進。さらに自動変速により燃費を向上させドライバーによる燃費のバラつきを抑制するAMTのProShift(プロシフト)6の設定を大幅に拡大。加えて、空気抵抗を低減し、燃費を改善する新型ウインドデフレクターを新設定などを図っている。これらにより平成27年度燃費基準達成車の設定を大幅に拡大している。

安全性能の進化に関しては、運転席側ミラーにアンダーミラーを装着し、右後側方の視界を拡大。さらにディスチャージ・ヘッドランプを標準装備している。 また車両総重量8トンクラスの車型はトレッドを拡大し安定性を向上させた。これにより、従来より重心の高い架装が可能となる。 加えてフロントアンダーランプロテクターを標準装備し、万一の衝突時に乗用車の潜り込みを抑制している。

なお今回の発売車型のうち、平成27年度燃費基準達成車は平成21年度税制改正における自動車重量税および自動車取得税の特例措置(エコカー減税)の対象となり、新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が75%減税される。

 

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