2011年5月12日 13:00
「ビンボー運ちゃん回顧録」番外編

恐山~死の彷徨 その6

その時、東北道が首都高速とつながっていたのか、つながっていなかったのかは記憶が曖昧なのですが、東北道に入ってからさすがにハイテンションの酔っ払い軍団も次々と力尽き、運転手のてっちゃんを残して深い眠りについたのでした。

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まあ、こういう時にいつもビンボーくじを引くのはてっちゃんで、それでも彼はめげずに東北道をひた走り、酔っ払い連中が眠い目を擦りながら「ここはどこだ?」と車窓を眺めた時には、東京からはるか300km、蔵王PAにたどり着いていました。サッスガァ~!カマテツ!(注:「オカマのてっちゃん」の略)
我々の普段の行いが良かったせいか、はたまた「亡き父親に親不孝をわびに行く」というガミさんの殊勝な心に天が味方したのか(どちらもありえませんが‥)、この時期にしては奇跡的といえるほど天気は良好で、我々は驚くほどスムーズに恐山への道を突き進んでいったのでした。もちろん、本質的には「不埒なバカモノたち」にそんなラッキーが続くはずもなく、間もなく雪国の怖ろしい冬が我々に牙をむき、自然の恐ろしさを思う存分、知らしめることになるのですが‥。(まだ続きそう‥)  山高一浩