2011年1月29日 08:42
岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第15回

<再生タイヤ>


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最近は大型トラックでも再生タイヤが積極的に使われるようになってきたが、この分野も技術進歩がすごい。昔、乗用車のスノータイヤで再生(当時は山かけと言っていた)を使ったことがあった。夏用のラジアルタイヤが減ったあとにスノーパターンを貼り付けたようなものだったが、高速道路を走っている最中に、バーストしてバラバラになってしまった。購入した店に苦情をいったら、すぐに代わりのタイヤをくれたから同様の事例が多かったのだろう。タイヤのトラブルは大事故にもつながるから、以後再生タイヤは使わなくなったが、今はメーカーが保証しているから安心して使えるようだ。

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長距離を走ることの多い大型トラックにとって、タイヤは非常に重要な要素だ。以前、とことんまで使うことを自慢する人がいて驚いた。トレッドが擦り減って無くなるまで使うけれど、地場まわりだから大丈夫と言っていたが、ちょっと恐ろしい。

大型車のタイヤのバーストは半端ではない。一度遭遇した経験があるが、爆弾でも落ちたかと思った。スチールラジアルは頑丈だからといって放っておく人もいるが、タイヤは車の基本な保安部品でもあるのだから、必ず始業点検すべきだと思う。ゴムは劣化して細かいひびも入る。これが意外と危ない。距離を走らない車で何年も使うと必ずひびは発生する。ひびが拡大してゴムが剥離することもあるので注意したい。

(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)