2010年12月27日 13:58
アメリカントラッカー タイユーの「ルート66」【No.1】
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本誌「フルロード」でお馴染みのアメリカン長距離トラッカー・タイユーさんから、あの「ルート66」のレポートが届きました。ルート66(国道66号線)は1985年に廃線となり、今では、その役割をインターステーツ(州間高速道路)が担っていますが、日本でも放映された同名のTVドラマの影響は大きく、彼の地では今でも「ルート66」は絶大な人気を誇っているようです。ちなみに1960年代は、日本のテレビ番組の中でさまざまなアメリカ製のTVドラマが幅をきかせた時代でしたが、この「ルート66」をはじめ、なぜか「サンセット77」や「サーフサイド6」など数字止めのタイトルが多かったような気がします。それがまたカッコよくて、日本人の誰しもがアメリカに憧れる、そんな時代だったような気がします。エルヴィスのロックンロールが聴こえてきそうな旧き良きアメリカを満喫する「ルート66」の旅、タイユーさんの文と写真でお楽しみください。(キャップ)

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ロスアンゼルスから東に向かって大陸を横断するルートが幾つかあります。東海岸の行き先によって多少異なりますが、走りたいルートで一番人気があるのが、何と言ってもミズーリ州のセントルイスまで「ルート66」とほぼ平行して走っている州間高速道路I-40?I44号線です。1960年代にTVドラマの「ルート66」が世界中で放映された影響で、今でもアメリカ人だけではなく、ヨーローッパの人たちや日本の人たちにも人気のあるドライブコースです。

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ルート66(U.S. Route 66)が造られたのは1926年です。そのころの自動車産業の発展とともに計画された、フリーウェイが造られる以前の全米を網羅する国道(U.S. Highway System)の1つで、イリノイ州シカゴにはじまり、ミズーリ、カンサス、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアと8州にまたがる全長2448マイル(3940km)の国道でした。

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ルート66が開通して数年後に世界恐慌が起き、アメリカには不況の嵐が吹き荒れます。そして1933年に就任したルーズベルト大統領が提案したニューディール政策の施行にともない、多くの人たちが西海岸に向かうためにこのルート66を走ります。当時のルート66は、アメリカの大静脈の役割を果たし、アメリカ経済復興に大貢献を果たします。

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そんなことから現在、このルート66は「Historic66」、史跡66号線に指定され、各地域で指定景観道あるいは史跡として保護され、ドライブ旅行をするたくさんの人たちに親しまれています。