2010年10月20日 14:31
中型トラックで試すATの実力
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アリソンジャパンがメディアを対象に行った「トラック登坂路試乗会」で、アリソン製AT搭載の中型トラックに試乗した。場所は小田原のTOYO TIRES ターンパイク。搭載車両はレンジャー(FD)でATは中型用主力機種である1000シリーズを搭載、レンジは上からP、R、N、D、3、2、Lで5段変速となっている。比較用として6段AMT搭載のフォワード(FR)にも試乗した。このほか馬力違いのレンジャー(AT車)とフォワード(ATM車)も1台ずつ用意された。

今回はATとAMTのパワーを比べるというのが目的。いきなり坂道発進というコース設定もあって、はっきりと違いが表れた。変速ショックが少なく、無駄なくシフトアップしていくAT車は、AMT車よりもスムーズに坂道を上っていける印象。往路は勾配の急な上り坂で、3レンジに固定して50km/h程度でトルクを活かして走らせてもいいし、変速時にトルク伝達力が途切れない「パワーシフティング」に頼って、Dレンジのままアクセルをべた踏みしても加速感を感じながら駆け上っていくこともできる。この場合ハンドルにだけ集中していればいいので、気分的にリラックスできる(ただし急カーブに突っ込むときは怖い)。AMTでも同じように走らせることはできるが、Dレンジ固定ではシフトアップのたびに大きなショックをともなってしまう。床までべったりアクセルを踏み込んでも、変速時にトルク伝達が途切れてもたつく印象。快適に走らせるにはセミオートマモードによるシフト操作がベターのようで、自分で適切な段をセレクトして走ればMT車のように走らせることが出来た。もちろんクラッチペダルレスなので操作はMT車より断然ラク。

今回は燃費計測はしなかったが、アリソン1000シリーズは発進段の2速からトップギアまでロックアップクラッチが作動しているという。レスポンスが良いのも納得だし、燃費も悪くなさそう。(編集部永沼)

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